辞書は、知らない言葉を調べるのにとても便利。
ですが、子どもはなかなか、自分からは調べてくれないんですよね。
「調べて、って言ってもやらないのはどうしてなんだろう」
どうして辞書を引かないの?
子どもに限らず、大人もですが、
人は面倒に感じることはやりたがらない
傾向にあります。
とくに子どもにとっては
すぐ近くにいる親に聞くほうが、ずっと簡単。
それに、辞書の使い方もちょっと難しいですしね。
でも実際には
辞書を引くことを習慣化してほしい
と願う親も多いのではないでしょうか。
辞書を使ってもらうためには
子どもに辞書を使ってもらうために
子どもが”使いやすい置き方”を意識してみましょう。
使いやすいとは
使おうと思ったときに、すぐに手に取れる状態 のこと。
たとえば、辞書が遠くに置いてあると
わざわざ取りにいくのは面倒ですよね。
また、使うたびに外箱から出して、
使い終わったら箱に入れる。
これもやっぱり、手間がかかります。
このような一つ一つの手間を
できる限りなくしていくと
すぐに手に取れる状態になり
結果的に、辞書を引く回数が増えていきます。
使いやすい辞書の置き方
1.辞書は、お子さんが勉強するところや、よくいる場所に置きましょう。
とくに低学年のときは、リビングで勉強するご家庭が多いと思います。
ぜひ、リビングに辞書を置いてみてください。
宿題をやっているとき、本を読んでいるとき、テレビを見ているとき。
「これはなに?」
と思ったときにすぐ、手に取れる場所に辞書があると
辞書を開くハードル自体が低くなります。
大人が辞書を引く姿を見せるのも
子どもが取っ掛かりやすくなる要素の一つ。
すぐ手に取れる場所に置くことから、始めてみましょう。
2.辞書は外箱から出しておきましょう。
箱に入っていないほうが、パッと手を伸ばしてすぐに調べ始められます。
学習環境を見直せば、辞書も使いやすくなる
すぐに取りかかれるようにするには
最短でできるよう、とにかく手間を最小限に抑える
のがポイントです。
だから
知らない言葉一つを調べる前段階に
やらなきゃいけないような
・離れた場所に辞書を持に行く
・本棚から取り出す
・外箱は使わない(箱から出しておく)
こういった
ささいなことだけど、積み重なっているいくつもの手間
これを極力、少なくしておくと
子どもも面倒に感じなくなって
辞書を引くという行動に、すぐに取りかかれるようになります。
外箱の活用法
わが家では、あえて、外箱に入れています。
なぜかというと、箱があるほうが
・辞書の広がりを抑えてくれる
・自立するので、机の上に置きやすい
外箱に入れるほうが、わが家のニーズに合っていて
便利だからです。
ただし、箱を生かすために、ひと工夫を。
・箱の上部を切り取ること
・箱は開いている側を手前に置くこと
辞書にふせんを貼ることが多いわが子。
上を切り取っておくだけで、貼ったふせんが折れるのを防げます。
まとめ
使おうと思ったとき、すぐに使えるように。
最短でできるよう、とにかく手間を最小限に。
どういう状況で辞書を使うかを思い出しながら
学習環境や習慣をほんのちょっと見直すだけ。
それだけで、使いやすさがグンと上がりますよ。